Amazonマケプレプライムとは?参加要件やメリット・デメリットを紹介

今回はAmazonマケプレプライムについて解説します。この記事では、Amazonマケプレプライムのメリット・デメリットをはじめ、プログラムの参加要件まで解説します。そのため、Amazonマケプレプライムに興味を持っているEC事業者の方は記事を読んでみてください。
「Amazonマケプレプライムに参加したいけれど、どのような条件を満たす必要があるのだろうか?」「 FBAとはどのような違いがあるのだろうか?」と気になっていませんか?
Amazonのマケプレプライムは注文数を増やすために有効な施策のため、よく理解しておきましょう。今回はAmazonのマケプレプライムについて解説します。
Amazonマケプレプライムとは
出典:『amazon出品大学』
Amazonマケプレプライムとは、Amazonに出品している商品をAmazonプライム対象商品として販売できるプログラムです。Amazonの条件を満たした店舗の商品にprimeマークが付与されます。
Amazonプライム会員は、Amazonプライム対象商品を送料無料で購入できます。お得に商品を購入できるため、Amazonプライム対象商品を探すという会員も多いです。
つまり、このプログラムに参加すれば、Amazonの注文数を増やせます。
FBAとの違い
FBAとは、Amazonフルフィルメントサービスをいいます。
Amazonフルフィルメントセンターに商品を預ければ「受注」「梱包」「発送」「カスタマーサービス」「返品対応」を全てお任せすることができます。また、全てのAmazonプライム商品として販売できる、便利なサービスです。
とても魅力的なサービスですが、配送代行手数料と在庫保管手数料がかかります。FABの手数料は高く、サービスを利用すると利益が出ずに儲からないという事業者もいます。
そのため、物流コストを抑えつつ、Amazonで注文数を増やしたいとお考えの方はマケプレプライムに参加するようにしましょう。
マケプレプライムを利用するメリット
マケプレプライムを利用するメリットは3つあります。
Amazonプライム会員にアピールできる
プログラムに参加すれば、Amazonプライム商品として販売できるようになります。
Amazonプライム会員に対して、商品の配送料が無料だとアピールできて注文数を増やせます。
primeマークが付くだけで売上が20%アップしたという事例もあるため、売上を伸ばしたい方はプログラムに参加しましょう。
Amazon上で表示回数が増える
Amazonプライム商品は、検索結果で上位表示されやすいため露出頻度が高まります。
出典:『amazon出品大学』
また、Amazonの検索フィルターには「Amazonプライム、無料配送対象」もあります。つまり、商品ページの表示回数を増やし、注文を増やせることもプログラムに参加するメリットと言えるでしょう。
商品ページが魅力的になる
出典:『amazon出品大学』
商品ページにはprimeマークがつけば、配送料無料の商品だと一目でわかるようになります。
また、商品お届け日も明記されるようになるため、商品が最短で届くとアピールできます。
ECサイトでは配送スピードを重視する方も多いです。このようなユーザーにアプローチできることも、プログラムに参加するメリットです。
Amazonカスタマーサービスを利用できる
出典:『amazon出品大学』
Amazonでは、Amazonプライム商品に対するお問い合わせ窓口を設けています。
つまり、Amazonプライム対象商品に関するお問い合わせは、Amazonのカスタマーサービスにお任せできます。Amazonのカスタマーサービスは24時間365日体制です。そのため、自社でお問い合わせ対応するよりも、品質の高いお問い合わせ窓口を提供できるようになります。
マケプレプライムを利用するデメリット
プログラムに参加するためには、下記の条件を満たさなければなりません。
出荷・配送パフォーマンス | 注文の94%以上にお問い合わせ伝票番号を提供する 指定期日の配送率が96%以上 注文後のキャンセル率が1%未満 お急ぎ便の配送時間指標を満たしている
|
土日対応 | 土日の出荷に対応している |
配送方法 | 商品の状況を追跡可能な状態にする プライム配送の期日を守る(1~4日)
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配送料金 | プライム会員は配送料無料にする |
顧客対応 | Amazonポリシーに基づいた返品・返金対応に応じる |
土日の出荷対応や商品の追跡、指定日までの配送が必須条件となっているため、配送体制を整備する必要があります。自社物流では対応が難しいと感じた場合は、物流アウトソーシングを活用しましょう。
マケプレプライムへの参加方法・参加条件
出典:『amazon出品大学』
マケプレプライムへの参加方法は(1)Amazonが定める条件を満たす(2)セラーセントラルから申し込むです。ここでは、プログラムの参加条件について詳しく解説します。
配送品質基準を満たす
Amazonが定める配送品質基準を満たす必要があります。
過去30日間分が集計対象です。
- Amazonにて追跡できた配送数の割合:94%以上
- 注文のお届け予定日までに配送が完了した数の割合:96%以上
- 出品者様がキャンセルした注文数の割合:1.0%未満
配送商品の状況を追跡できる状態にすることが必須条件のため、配送状況追跡サービスを利用して商品を配送するようにしましょう。
補足:資格が喪失したらどうすればいい?
過去30日間分の集計結果が基準を満たさない場合は、資格が喪失されてしまいます。しかし、30日間分の集計結果が基準を再び満たせば利用資格が復活します。
(※再度、基準を満たせばプログラムに参加できます。しかし、プライムマークが外れると、Amazonでの売上が大きく落ち込む可能性があるため、マケプレプライム利用資格が喪失しないように注意しましょう)
プライム対象地域へお急ぎ便を無料で提供する
Amazonプライム商品で販売したい場合は、配送日や配送料を守る必要があります。
配送地域 | お届け日 | 配送料 |
本州・四国・九州 | 翌営業日 | 無料 |
北海道・沖縄・離島 | 翌々営業日 | 無料 |
注文締め時間は13時のため、13時までに注文した商品は上記のお届け日を守らなければなりません。そのため、対応できる物流会社を探しましょう。
追跡が可能な配送方法の利用する
Amazonプライム対象商品の出荷通知には、お問い合わせ伝票番号を添えなければなりません。商品購入者が商品の配送状況を確認できる状態にします。
そのため、ヤマト運輸(宅急便、宅急便コンパクト、ネコポス)、日本郵便(ゆうパック、レターパック)などを利用する場合は追跡サービスを利用してください。もしくは、対応できる物流会社を探しましょう。
Amazonカスタマーサービスを利用する
Amazonプライム対象商品の問い合わせは、Amazonカスタマーサービスが対応することになります。カスタマーサービスが返品・返金対応すると決めたら従わなければなりません。Amazonカスタマーサービスに業務指示ができません。基本的に従う形となります。
Amazonポリシーに基づく返品・返金対応を行う
Amazonポリシーに基づく返品・返金対応を行わなければなりません。Amazonポリシーでは、注文後30日以内の返品リクエストには対応しなければならないと定められています。また、返品の配送料は出品者が負担しなければなりません。そして2営業日以内に返金処理する必要があります。
マケプレプライムのために物流アウトソーシングを利用しよう
プログラムに参加したいけれど、土日対応や配送スピードに対応できるか不安に感じる方は物流アウトソーシングを利用しましょう。業者選びに成功すれば、低コストのオペレーションで商品を配送できるようになります。
物流アウトソーシングの選び方をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
- 全国エリアに翌日配送できるか?
- 商品の配送状況を追跡できるか?
- お客様の商品を適切に取り扱うことができるか?
- セール期間中など物流量が変動しても、快く対応してくれるか?
- 低コストのオペレーションを得意としているか?
- Amazonマケプレプライムについて理解をしているか?
上記を満たした物流アウトソーシング会社であれば満足できるでしょう。サンインテルネットでは、Amazonのマケプレプライムに対応したいEC事業者を応援しているため、ぜひ、物流体制を整えたい方はお気軽にご相談ください。
まとめ
Amazonマケプレプライムとは、Amazon出品中の商品をAmazonプライム対象商品として販売できるプログラムです。
Amazonプライム会員に送料無料の商品であることをアピールできます。またAmazonで上位表示されて露出が増えます。つまり、Amazonで注文数を増やすために書かせない施策です。
しかし、プログラムに参加するためには、土日対応や指定日時までの配送など要件を満たさなければなりません。自社対応では難しいと感じた場合は、物流アウトソーシングの利用を検討してみてください。
サンインテルネットでは、Amazonのマケプレプライムに対応したいEC事業者を応援しているため、ぜひ、物流体制を整えたい方はお気軽にご相談ください。
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