お役立ち記事

EC物流の問題点は?2024年問題や他の課題への対策方法を紹介

物流用語
アイキャッチ
目次

EC物流には9つの問題があります。この記事では、「2024年問題」「物流コストの値上がり」「個人配送の増加」「顧客ニーズの多様化」「物流波動」「返品・交換の増加」「在庫管理の複雑化」「人材不足」「ラストワンマイル問題」に関する対策方法をご紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

 

EC物流には、さまざまな問題があります。20244月からスタートした改正労働基準法により、ドライバーの労働時間の上限規制が強化されて、配送能力の低下に悩むEC事業者様が増えてきました。

また、燃油価格や人件費の高騰で物流コストの高騰も問題となっています。今回は、EC物流の実績を豊富に持つサンインテルネットがEC物流の9つの問題点と解決方法をご紹介します。

 

物流の問題(1):2024年問題










2024年4月にスタートした改正労働基準法により、時間外労働の上限規制が更に強化されます。つまり、ドライバーの労働時間が短くなるため、配送量が減少します。

配送能力が低下して納期が遅れることもあるでしょう。商品の値上げや納期の遅延などが、消費者の不満につながり、EC売上低下など悪影響を与える可能性があります。そのため、ドライバーの労働時間を短くなっても、従来通りの配送量を確保するように努めましょう。

 

対策方法

2024年問題の対策方法は4つあります。

  • 多様な働き方に対応できる環境を整備して人材を集める
  • ITを活用して物流業務を効率化する
  • サプライチェーン全体を最適化する
  • モーダルシフトに切り替える

 

物流の問題(2):物流コストの値上がり










近年、物流コストが値上がりしています。物流コストの値上がりの理由は「燃油価格の高騰」「人件費の高騰」「国際情勢」などです。特に燃油価格の高騰、人件費の高騰は物流コストに大きな影響を与えており、大手物流会社も配送料の値上げをしている状況です。

 

対策方法

物流コストの値上がりの対策方法は5つあります。

  • 燃費性能の高い車両を導入する
  • 電気自動車などの代替燃料の検討をする
  • 輸送効率を向上させ、燃料費を削減する
  • 物流アウトソーシングサービスを検討してみる
  • 物流アウトソーシング先を見直してみる

物流方法を見直すことで物流コストが抑えられる可能性があります。そのため、物流アウトソーシングしたり、業務委託先を見直してみたりしてみてください。

物流アウトソーシング会社の選び方について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。

関連記事:『物流アウトソーシングとは?物流会社の選び方や導入の流れを紹介

 

物流の問題(3):個人配送の増加










ネットショッピングの需要拡大により個人向けの配送料が増加すると作業量が増えます。作業量の増加により配送ミスや破損事故が起きやすくなります。配送ミスや破損事故が起きるとクレームが発生して、リピーターになってもらえなくなるため注意してください。

 

破損事故について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。

関連記事:『物流の破損事故の原因とは?9つの対策方法まで解説!

物流クレームについて詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。

関連記事:『物流クレームの対策方法8選!クレームが発生する原因まで紹介

 

対策方法

個人配送の増加の対策方法は4つあります。

  • 同じエリアに配送荷物をまとめる
  • 他の配送業者と連携する
  • 簡易包装を採用して作業時間を短縮する
  • 物流アウトソーシングサービスを利用する

 

物流の問題(4):顧客ニーズの多様化










ECサイト利用者の顧客ニーズは多様化しています。翌日配送などスピードを求めるお客様もいれば、ラッピングサービスなどを希望するお客様もいるでしょう。顧客満足度を向上させるためには、1人1人の顧客ニーズに対応する必要があります。顧客ニーズを把握していても、物流業務が煩雑して手が回らないと悩む方も多いです。

 

対策方法

  • 顧客アンケートを実施して、どのようなサービスを求めているかを把握する
  • 顧客が配送日時を選択できるようにする
  • ギフトラッピングやメッセージカードの同梱など付加価値サービスを付ける
  • 物流会社が提供するフルフィルメントサービスを利用する

 

物流会社が提供するフルフィルメントサービスについて詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。

関連記事:『ECフルフィルメント業務とは?3PLとの違いや代行メリットを解説

 

物流の問題(5):物流波動がある










ECサイトで取り扱う商材にもよりますが、繁忙期と閑散期の物流波動がある場合、コスト最適化しにくいです。繁忙期には倉庫スペースや人手が不足して業務が逼迫します。その一方で、閑散期には倉庫スペースや人手が過剰になり無駄になりがちです。

物流波動について詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。

関連記事:『物流波動とは?業務への影響や発生要因、対応方法を解説

 

対策方法

物流波動の対策方法は4つあります。

  • 過去のデータを分析して需要予測し人員配置を最適化する
  • 物流スタッフの派遣サービスを利用して、繁忙期・閑散期に柔軟に対応する
  • ピッキング作業や梱包作業などを自動化する設備を導入する
  • 物流アウトソーシングサービスを利用する

 

物流の問題(6):返品・交換の増加










ECサイトでは画像やテキストのみで商品の購入を決断することになるため、返品や交換は多いです。返品・交換が多ければ、余分なコストがかかります。返品・交換に迅速に対応できなければ、顧客満足度を低下してしまう恐れがあるため注意が必要です。

 

対策方法

返品・交換の増加の対策方法は4つあります。

  • ECサイトの商品ページに詳細情報(商品情報やサイズ表)を掲載する
  • 返品・交換の条件や、返品方法の手順を掲載する
  • 返品・交換の理由を聞いてサービスを改善する
  • 返品・交換業務の負担が大きい場合は、フルフィルメントサービスを利用する

 

物流の問題(7):在庫管理の複雑化










ECサイトは多品種少量のため、在庫管理が複雑になりがちです。また、在庫切れや過剰在庫を避けるために適切に在庫管理しなければいけません。多品種少量の在庫管理に疲弊する方も多く見受けられます。

対策方法

在庫管理の煩雑化の対策方法は4つあります。

  • WMS(倉庫管理システム)を導入して、倉庫の入出庫の状況を把握する
  • SCM(サプライイェーンマネジメント)を導入して、効率的に在庫管理を行う
  • サプライヤーとの連携強化をして、適正な在庫量を確保する
  • 物流業務の知識や経験が豊富な物流会社に委託する

 

物流の問題(8):人材不足










ECの市場規模が拡大している中、物流業界全体で人材不足が深刻化しています。物流スタッフを採用できず人材不足に陥り、少人数で対応するとサービス品質が低下してしまう可能性があります。また、少人数で現場を回そうとすると過酷な労働環境に耐え切れず、物流スタッフが離職してしまいかねません。

対策方法

人材不足の対策方法は4つあります。

  • 外国人労働者を受け入れる
  • 物流ロボットを導入する
  • ITツールを導入して業務効率化する
  • 物流アウトソーシングサービスを利用する

 

物流の問題(9):ラストワンマイル問題










ECは配送先が個人宅であるケースが多く、配達時に不在で再配達になる可能性が高いです。再配達になると作業時間が増加します。その結果、ドライバーの作業が増えて非効率な業務になってしまいます。個人宅への配送はラストワンマイルが課題として話題に上がりやすいです。

 

対策方法

ラストワンマイル問題の対策方法は4つあります。

  • 置き配やコンビニ受け取りなどの配送方法を導入する
  • 顧客が希望する時間帯に配送できるサービスをつくる
  • 配送状況をリアルタイムで通知する
  • AIやIoTを活用して配送ルートを最適化する

 

EC物流の問題を解決する「サンインテルネット」










EC物流の9つの問題点と対策方法をご紹介しましたが、自社で解決できない場合はサンインテルネットにご相談ください。ここでは、サンインテルネットのサービスの特徴をご紹介します。

 

幅広いサービスを提供

サンインテルネットは、顧客ニーズに対応するために幅広いサービスを提供しています。

[サービス内容]

  • 野菜のカットや軽量などの流通加工
  • リーフレットやノベルティの封入、ギフトボックスへの詰め合わせなどの個別対応
  • 商材に適した梱包材のご提案

 

5温度帯に対応

サンインテルネットは5温度帯(常温、冷蔵、冷凍、定温、パーシャル)対応の倉庫を保有しています。商品管理基準が厳しい食品や医薬品の取り扱い実績を豊富に持っているため、物流アウトソーシングを検討している方は、お気軽にご相談ください。

 

柔軟な対応力

サンインテルネットはドミナント戦略を採用しており、神奈川県央エリアに物流拠点を複数設け、2,000名以上のスタッフを雇用しています。そのため、物流波動に対応可能で、当日配送や緊急配送にも対応できます。また、神奈川県を中心とした関東圏に加えて、大阪にも拠点を構えているため、全国各地にスピード配送ができます。

 

安全・安心な運営力

サンインテルネットは安全・安心な運営を大切にしており、トラブルやリスクを回避するために、契約締結時にSLA(物流サービスレベルについての合意書)も締結します。お客様ごとに出荷実績・品質・生産性・改善活動についてまとめたマンスリーレポートを提出させて頂きますので、安心して物流業務をお任せ頂けます。

 

>>サンインテルネットの強みについて詳しく知りたい方はコチラ

 

まとめ

EC物流では9つの問題が発生します。

  • 2024年問題
  • 物流コストの値上がり
  • 個人配送の増加
  • 顧客ニーズの多様化
  • 物流波動
  • 返品・交換の増加
  • 在庫管理の複雑化
  • 人材不足
  • ラストワンマイル問題

 

ここでは、問題別の対策方法をご紹介しました。もし、自社で問題を解決できない場合は、サンインテルネットまでご相談ください。

>>サンインテルネットのお問い合わせはコチラ


創業50年
EC物流20年の実績で
お客様の売上最大化をご提案

お電話での
お問い合わせ
046-200-7105
平日 9:00~17:45