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同梱とは?封入(同封)との違いやよくある同梱物の例を紹介

物流用語
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今回は同梱について詳しく解説します。この記事では、販売促進や商品事故の防止など目的別におすすめの同梱物をご紹介しています。そのため、顧客満足度を向上させるために同梱物を見直す際にお役立てください。

「顧客満足度を高めるために、どのようなものを同梱すればよいのだろう…」とお悩みを抱えていませんか?商品事故の防止や販売促進など目的によって、同梱すべきものが変わります。そのため、EC事業者は同梱について理解を深めておきましょう。

今回は同梱について解説します。この記事を読めば、目的に合った同梱物を選べるようになるため、ぜひ参考にしてみてください。

同梱とは










同梱とは、1つの箱に複数のモノを入れることをいいます。発送業務で使用される専門用語です。

ECモールで商品Aと商品Bを同時購入した際に、1つの箱にまとめられて届いた経験はありませんか?また、商品購入に対するお礼のメッセージカードが添えられていた経験はありませんか?

 

このように、1つの箱に複数のモノを入れることを同梱といいます。

 

同梱と同封の違い

 

 

同梱

同封

使用する物

ダンボール箱など

封筒など

対象物

商品や荷物

書類や手紙

使用場面

配送業務

引っ越し業務など

郵送など

 

同梱と同封は、複数のモノを1つにまとめることは一緒ですが「使用する物」「対象物」「使用場面」が異なります。何を入れるか、どのようなシーンで利用するかで使い分けることが大切です。

同梱のメリット









同梱には5つのメリットがあります。

問い合わせ件数の削減

ECサイトでは、実際に商品を見ることができないため返品されやすい傾向があります。

商品の返品対応の流れがわからない場合は、カスタマーセンターに多くの問い合わせが寄せられてしまいます。1件1件の問い合わせに対応するのは想像以上に大変です。

このような問い合わせは、商品と一緒に返品に関するお知らせや返送伝票を同梱しておけば減らせます。問い合わせ件数を減らすことができて、コア業務に集中できるようになります。

 

商品事故の防止

お客様が商品の使用方法を間違えてしまうと、大きな事故に発展することがあります。

例えば、電化製品を水気の多い場所で使用すると感電してしまうでしょう。このような商品事故は、商品の使用方法を記載した書類を同梱しておくことで防げます。

食品の場合は「お早めにお召し上がりください」と注意喚起を呼びかける書類を同梱しておくとクレーム発生率を抑制できます。

 

商品の販売促進

次回の買い物で使用できるクーポン券、試供品を同梱しておけば販売促進できます。

例えば、シャンプーを購入したお客様に対して、リンスやトリートメントのサンプルを提供すれば、次回の買い物時にセット購入してもらえるかもしれません。このように、同梱物で販売促進することもできます。

 

顧客満足度の向上

同梱物に工夫をすれば、顧客満足度を上げることができます。

例えば、料理用のスパイスを購入したお客様に対して、スパイスを活用したオリジナルレシピ集を同梱しておけばすぐに試せます。オリジナルレシピが美味しければ、スパイスをリピート購入してもらえるようになるでしょう。

このように、お客様のことを考えて同梱物を工夫すれば、顧客満足度を上げられます。

 

企業のイメージアップ

会社の取り組みを紹介する冊子を同梱すれば、企業のイメージアップが狙えます。企業の価値観を伝えることで共感が得られやすくなります。

環境保護活動の紹介や、商品にエコ素材を使用していることを説明すれば、環境保護に力を入れている企業だと応援してもらいやすくなるでしょう。

また商品の開発ストーリーなどを書けば、魅力ある企業だと親しみを感じてもらえます。このような工夫で企業のイメージアップを図れます。

 

[目的別]おすすめの同梱物


同梱の目的により同梱物が変わります。そのため、目的別でおすすめの同梱物を確認しておきましょう。 

問い合わせ件数を削減するための同梱物










問い合わせ件数を削減したい場合は、次のような同梱物を入れましょう。

取扱説明書

商品の使用方法を説明した資料

注意事項リスト

商品使用時の注意点や禁止事項

保証書

商品の保証期間、修理対応に関する情報を記載したもの

返品方法の案内

返品先住所・手続きの流れを記載したもの

納品書

同梱されている商品リスト

返品用の着払い伝票

返品するための伝票

 

商品事故を防止するための同梱物

商品事故を防止したい場合は、次のような同梱物を入れましょう。

取り扱い説明書

基本的な使い方を解説した資料

注意事項リスト

商品使用時の注意点や禁止事項

アレルギー成分の表示

アレルギー成分を表示したもの

誤飲防止用シール

年齢制限を明示したもの

緊急時連絡先

すぐ連絡できるようにサポート窓口情報を記載したもの

 

商品の販売促進向け同梱物

商品の販売促進を行いたい場合は、次のような同梱物を入れましょう。

クーポン

次回買い物時に使用できる特典付きクーポン

商品サンプル

関連商品や新商品のサンプル・提供品

期間限定商品のチラシ

期間限定キャンペーンの告知チラシ

レビュー投稿依頼カード

レビュー投稿で特典をゲットと記載したもの

友達紹介キャンペーン案内

友達紹介でポイントプレゼントキャンペーン情報

ノベルティ

サプライズプレゼントやノベルティ

 

顧客満足度を向上するための同梱物

顧客満足度を向上させたい場合は、次のような同梱物を入れましょう。

サンクスカード

「ご購入ありがとうございます」と書いたカード

取り扱い説明書

基本的な使い方を解説した資料

お手入れ・保管方法の案内

商品を長持ちさせるお手入れ方法を記載したもの

ノベルティ

サプライズプレゼントやノベルティ

返品方法の案内

返品先住所・手続きの流れを記載したもの

ブランドストーリー紹介冊子

開発秘話などを紹介する小冊子

 

企業のイメージアップをするための同梱物

企業のイメージアップを狙いたい場合は、次のような同梱物を入れましょう。

ブランドストーリー紹介冊子

開発秘話などを紹介する小冊子

CSR(社会的責任)活動報告書

環境保護活動、地域貢献、チャリティ活動などの取り組みを紹介

サンクスカード

「ご購入ありがとうございます」と書いたカード

品質認証の案内

取得した品質認証の情報を紹介

ノベルティ

サプライズプレゼントやノベルティ

顧客参加型プロジェクト案内

商品開発モニター募集などの企画案内

同梱物を入れる際の注意点










同梱物を入れる際には、目的に合ったものを入れましょう。さまざまなモノを入れ過ぎると、次のような問題が発生するため注意してください。

コストが上がる

同梱物が増える分だけコストが上がります。なぜなら、制作費用・梱包費用・配送費用がかかるためです。さまざまな物を入れて重量が増えた場合は配送送料が高くなります。

トータルコストが上がれば利益が出なくなるため、本当に必要なものだけ同梱するようにしましょう。

業務フローが複雑になる

同梱物を入れる分の作業工程が増えて、業務フローが複雑になります。

例えば、リピーター向けや新規顧客向けなど属性で異なるものを同梱する場合は混乱してしまうでしょう。複雑な業務フローではミスが発生しやすくなります。作業スピードが落ちて出荷遅延する事態になりかねません。

このように業務フローに悪影響を及ぼすため、同梱物を増やし過ぎないようにしましょう。

トラブルに発展する恐れがある

さまざまなモノを同梱すれば、お客様が喜んでもらえるとは限りません。お客様次第で受け取り方は大きく異なります。

 

例えば、さまざまなモノを同梱すると「PRが押しつけがましい」と迷惑がられてしまうこともあるでしょう。また「チラシを大量に入れて環境に配慮していない会社だ」と悪いイメージを抱かれてしまうこともあります。このようなトラブルが起きる恐れがあるため、本当に必要なものかどうかを吟味してください。

また氏名が記載されている挨拶状、納品書を同封する場合に入れ間違えて個人情報を漏洩すると、企業の信用問題になります。企業信用力が低下して売上が落ちてしまうため、情報漏洩しないように気をつけてください。

同梱のご相談なら「サンインテルネット」










サンインテルネットは20年以上に渡る豊富なEC物流の実績を保有している物流会社です。

EC事業者様にフロント業務に集中してもらうために、バックエンド業務をワンストップで請け負うフルフィルメントサービスを提供しています。

お客様の要望に柔軟に応えられることが強みです。そのため、同梱に工夫したいけれど、梱包作業をお任せしたいとお考えの方はサンインテルネットまでお気軽にご相談ください。

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まとめ

同梱とは1つの箱に複数のモノを入れることをいいます。同梱には5つのメリットがあります。

  • 問い合わせ件数の削減
  • 商品事故の防止
  • 商品の販売促進
  • 顧客満足度の向上
  • 企業のイメージアップ

この記事では、どのような同梱物を入れるべきかまでご紹介したため、ぜひ参考にしてみてください。

サンインテルネットではフルフィルメントサービスを提供しています。バックエンド業務を全てお任せしたいとお考えの方は、ぜひご相談ください。

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