化粧品・コスメ物流の課題とは?外部委託するメリットまで解説!

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今回は化粧品・コスメ物流の課題をご紹介します。この記事を読めば、化粧品・コスメの配送を行う上での課題が把握できるようになり、自社物流にするか外部委託するか判断できるようになります。外部委託すると、どのようなメリットがあるかまで記載しているため、ぜひ参考にしてみてください。

化粧品・コスメの配送をするためには、化粧品製造業許可証が必要です。一般的な物流と比較して業務が複雑で、品質管理も徹底して行わなければいけません。そのため、化粧品物流の流れ、課題を把握しておきましょう。

今回は、化粧品・コスメ物流について詳しく解説します。この記事では、物流業務を委託する際の業者選びのポイントまで解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。 

化粧品物流とは

化粧品物流では、薬機法(医薬品等の製造や販売に関するルールが定められた法律)を守る必要があり、化粧品製造許可証を取得している倉庫で業務を行わなければいけません。化粧品物流の作業の流れは、以下の通りです。 

[化粧品物流の流れ]

  • 荷受
  • 受け入れ検査・製品検査
  • ラベル貼り・添付文書の封入
  • 包装
  • 保管
  • 棚入れ
  • ピッキング・梱包
  • 荷渡し
  • 輸配送
  • 返品対応

 

化粧品物流の課題

化粧品物流は化粧品製造許可証が必要になり、他の物流業務と異なります。化粧品の取り扱いを間違えてしまうと健康被害を及ぼしてしまうため、保管、管理、配送に気をつけなければいけません。また、化粧品物流には以下のような課題が出てきます。

商品管理が複雑

化粧品物流では、スキンケア化粧品やボディ化粧品、メイクアップ化粧品、ヘアケア商品、UVケア商品、入浴剤及びサプリメントを取り扱います。

スキンケア化粧品は肌のタイプなどによりバリエーションがあり、取扱品目が多岐に渡るため商品管理が複雑化しやすいです。取扱品目が多いため、検品ミスが起きやすくなります。

化粧品製造業許可証が必要

化粧品物流を行うためには、都道府県知事が発行する化粧品製造業許可証が必要です。化粧品製造許可証を取得していないと、化粧品の製造だけでなく、ラベル貼りや梱包作業などの付帯業務が行えません。

化粧品製造業許可証を取得せずに化粧品を販売したことが発覚した場合は、3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられます。

繁忙期と閑散期がある

化粧品の注文はクリスマスやホワイトデーなどで増えます。イベント時にはメッセージカードの添付やギフトラッピングの依頼が増えるため、スタッフを増やさなければいけません。派遣スタッフで補填するという方法もありますが、品質にバラつきが出てしまいます。

温度管理が必要

化粧品の品質を保つためには、適切な環境で保管する必要があります。基本的に化粧品は直射日光が当たらない常温(15~25℃)で保管します。

高温多湿の場所に化粧品を保管すると参加したり変質したりしてしまうため気をつけてください。その一方で低温の場所で化粧品を保管すると劣化します。品質管理のためにも、化粧品を保管するスペースの温度と湿度管理を行うようにしましょう。

輸入化粧品のラベルを変更しなければいけない

外国から化粧品を輸入して販売する場合は、外箱や容器のラベルを貼り直さなければいけません。薬機法では外箱や容器の記載事項が定められています。 

[記載事項]

  • 化粧品の製造販売業者の氏名と住所
  • 医薬品の一般的名称
  • 製造番号または製造記号
  • 化粧品の容量や重量
  • 要指導医薬品の場合は厚生労働省が定める内容
  •  一般用医薬品の場合は医療品医療機器等法第36条の区分ごとに、厚生労働省が定める内容 

取り扱い上の注意点や副作用がある場合は添付書類に記載しておかなければいけません。このように、輸入化粧品を販売するにはラベルの張り替えや添付書類の作成が必要になります。

化粧品物流をアウトソーシングするメリット

化粧品物流には、さまざまな課題がありますが、アウトソーシングですること解決できます。ここでは化粧品物流をアウトソーシングするメリットをご紹介します。

物流コストを削減できる

物流アウトソーシングサービスを利用すれば、物流量に応じた費用を支払うだけで済みます。自社物流の場合は、繁忙期や閑散期に関わらず固定費(倉庫代や設備代など)がかかります。

その一方で、物流アウトソーシングであれば繁忙期や閑散期の物流量に応じた委託費を支払うだけです。固定費を変動費化できるため、物流波動に柔軟に対応できます。

物流サービスの品質を上げられる

化粧品物流は化粧品製造業許可証を取得して作業をしなければいけません。また、化粧品をECサイト上で販売する場合は薬機法に従って販売していかなければいけません。誤情報を発信すると罰金が科せられてしまいます。

また、化粧品は取り扱いに注意しなければ品質が落ちてしまいます。最悪の場合は事故を起こしてしまうでしょう。このようなリスクを回避したい方、化粧品に関する専門知識を持つプロに物流業務をお任せすることをおすすめします。プロにお任せすれば物流サービスの品質を上げられます。

コア業務に集中できる

化粧品物流は、さまざまな付帯作業が発生します。化粧品を輸入して販売する場合は、商品や外箱のラベルを作成して添付書類を作成しなければいけません。

また、注文書を見てセット組みをしたり、ギフトラッピングなどの付帯業務も発生します。これを自社物流で行うと、商品開発や企画、マーケティング、営業などのコア業務に注力できなくなるため、アウトソーシング化して物流業務はプロにお任せしましょう。

物流業務を切り離し、自社でコア業務に集中すれば売上アップが見込めるようになります。 

物流アウトソーシングを検討していて、サービスの選び方を知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。

関連記事:『物流アウトソーシングとは?物流会社の選び方や導入の流れを紹介』 

サンインテルネットの化粧品物流の特徴

化粧品物流のアウトソーシングを検討している方は、ぜひ、サンインテルネットにご相談ください。ここでは、サンインテルネットの物流の特徴についてご紹介します。

医薬品の適正流通ガイドラインを遵守

サンインテルネットは、厚生労働省が定める適正流通ガイドラインを遵守しています。適正流通ガイドラインは、卸売販売業者および製造販売業者の業務を支援する目的で作成されており、遵守すること医薬品の安全性が保てるというものです。品質マネジメントやリスクマネジメント、教育訓練、衛生面など幅広い分野で定められている内容を守り、物流サービスの品質を維持しています。

三重の検品システム導入による誤出荷の防止

サンインテルネットはご出荷の防止のために、三重の検品システムを導入しています。まずは、バーコードシステムで商品を検品し、それを目視で確認します。最後に動画を活用した検品作業を行っており、毎年、誤出荷ゼロを達成している物流会社です。

温度管理装置を備えた医薬専用車の完備

サンインテルネットは化粧品・コスメの品質管理のために、度管理装置を備えた医薬専用車を開発しました。また、医薬品専用倉庫も保有しているため厳格な管理が行えます。ワンストップサービスが提供できることが当社の強みです。 

サンインテルネットの物流センター運営の詳細情報は、下記ページをご覧ください。

>>サンインテルネット株式会社の物流センター運営情報

まとめ

化粧品物流では、薬機を守る必要があり、化粧品製造許可証を取得している倉庫で業務を行わなければいけません。品質管理を行ったり、繁忙期や閑散期があったりなど、化粧品・コスメの物流は複雑です厚生労働省が定める適正流通ガイドラインを遵守する必要があり、大変に感じてしまうでしょう。

このような悩みを抱えたら、化粧品物流のプロにお任せするのも1つの選択肢です。ぜひ、これを機会に化粧品物流を見直してみてください。


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